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【大傑作】いちばんすきな花。おっさんの感想と考察【号泣】

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2023年ドラマで一番最高でした。いちばんすきな花。完全に当ブログと関係ないジャンルですが、最終回見たあと号泣し過ぎて書かずにはいられなかったので感想書きます。

オッサン見るドラマじゃないと思いますが、共感してもらえたら幸い。

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いちばんすきな花ってどんなドラマ?

2023年秋〜フジテレビでやってた、若者向けのトレンディドラマ(多分)。

つまらん人は離脱。好きな人は大絶賛、両極端だった様子。もちろん私は後者。基本、こういうのは敬遠してましたが、たまたま一話見たら、ぐわーーってなった。不器用な人は共鳴する(多分)

いちばんすきな花、どんな話?荒すぎるあらすじ

世の中を生きづらそうなコミュ障男二人、コミュ障女二人が主人公。

そのうちの一人、椿さんは結婚を目前に控え、デカいお家も買って幸せいっぱいだったはずが、突如婚約女性に裏切られポカーン。

デッカイ家に一人だけで住むことなって、ポカーン。

 

なんやかんやあって

見ず知らずコミュ症の男女4人

・やさしいだけの残念イケメンコミュ症【椿さん】松下洸平

・断れないキョロ充の絵描き卵アルバイター【紅葉くん】神尾楓珠

・美人は得よねぇ。って、言われるけど損ばかりしてる毒親持ち美容師【夜々ちゃん】今田美桜

・気の合う友人に振られて、世の中メンドクセーってなってるぼっち塾講師【ゆくえちゃん】多部未華子

#多部未華子 #松下洸平 #今田美桜 #神尾楓珠 

その四人が、その家に集まって意気投合。

なんか世の中生きづれぇっていったり、繊細さんあるあるをくっちゃべっていく話。テーマは男女の友情はホンマにありますの?とか、貴方にとっての宝物も、わたしにとってはゴミだよね?みたいな感じ。

恋愛物かと思いきやそうでもない。

、、

スミマセン。これだけだとクソつまらなそうですね。

このドラマの素晴らしいシーンを語らせてください。

いちばんすきな花 相撲大会。勝った方、負けた方、力士になったのはどっち?

一番好きなエピソード。

ゆくえちゃんの母が昔たまたまホームビデオで撮っていた、知らない子のわんぱく大相撲。

わんぱく相撲大会で、身体の小さい子が倍の体重もある子を打ち負かす姿を『痛快』だと称賛する母や大人たち。しかし、ゆくえにとってはネガティブな思い出。

『あの負けちゃった子は、どんな気持ちなのかな?悔しいよね、、自分が負けたのをみんなが喜んでて辛いよね、、、』

小さな子は称賛され、負けた子は悪者扱い、、、。ゆくえは、この相撲大会のエピソードを聞くたび悲しくて、苦しい話だと捉えていました。(ゆくえにとって、全く知らない子。共感性羞恥ってヤツですね)

、、

そして、最終回。

TVを見ていた妹が言います『この活躍してるお相撲さん、ママがよく話す相撲大会の子なんだってー』

驚いて、TVを凝視するゆくえちゃん。

、、、

【あの時、勝った方?負けた方、どっち?】

、、、

、、でも結局、それは分からず、こういいます

『どっちでもいいよね、どっちでも!よかった!おめでとう!!』

満面の笑みで拍手するゆくえちゃん。

、、

、、

コレ。

ゆくえにとっての可哀想っていう思い出が、この出来事で素敵なエピソードに変わった瞬間でした。

あんとき勝った方でも、負けてた子でもどっちでもいいんです

なんか、捉え方スゲーって感動した。

こういう物の見方がたまりません

赤田の奥さんの描写

結婚するから、男女のカラオケはダメ。(まあ正論)

でも、赤田とかの存在がピュッア過ぎるんだよ。

最初は奥さんの事、ゆくえちゃんと赤田の間を引き裂く悪いヤツっておもって見てた。

でも、ステキな事言ってたんだ、奥さん。

『ゆくえちゃん(女友達)とのカラオケによって、得られる栄養だとしてもその栄養分ですら、私が与えてあげる存在になりたいの!!』

赤田からしたら、いや、そういうことじゃないんだよ、、、って話だと思うけど、奥さんのいってる言い分も滅茶苦茶共感出来た。

 

 

浮気を疑う訳じゃないんだよ、、。その、外で摂取してる成分も、愛する人に対して補える存在になりたかったんだよ、、、

 

まぁでも、ゆくえちゃんと赤田が楽しそうにしてる姿、、、、

恋愛感情が100パー 無いとしても、奥さんの立場だったら見てられないよね。

赤田家のゴミ袋取り扱いルール

赤田(男)は、ゴミ袋のストックはゴミ箱の底にストックしておくタイプ。

赤田(妻)は、ちょっと戸惑いつつも『OK、じゃそのルールで』の返事。

一緒に生活するって、なんかそういう事。

赤田は奥さんに対して『なんか、、ありがとう、、。俺の価値観を尊重してくれて』とお礼を言う。奥さんは『そんな大げさな、、』って言う

イイ。

一緒に生活するって、なんかそういう事。

対して、奥さんの方は、ゴミ袋入れてた袋はゴミじゃなくて

ゴミ袋として利用しちゃうタイプ、、、、(´;ω;`)ウゥゥ

バシバシ批判されてた、ゆくえちゃんと同じ、、、、(´;ω;`)ウゥゥ

ここも、赤田、、、お前、、、、ってなった名シーン。

なんか泣けた。

正直、赤田ってゆくえちゃんに恋愛感情少なからずあったよね?って思ってる。

サントゥリィ。

 

餃子食ってるシーンで、赤田は【酢のみ】。赤田妻は【ラー油のみ】なのも良かった。

好きなドラマ『カルテット』のからあげにレモンかける?かけない?の問答思い出して、胸が熱くなった。

サントゥリィ。

みどりちゃんの存在意義

中盤から、仲良し四人に

なんと共通の知人いる事が発覚!!の展開にも、興奮した。

、、

どんな、凄いキャラクターがでてくるんだよ!?とワクワクしていたものの

ふたを開けてみれば、意外と全然普通のキャラ、みどりちゃん。

、。正直、途中から、えーーみどりちゃん必要ある?もっと、四人のダラダラしてるとこ見せてくれよー

と思ったものの、よくよく考えていくとみどりちゃんの描写の繊細さにも後で気付いていく。

みんなから嫌われているみどりちゃん

ちょいちょい、みどりちゃんは『みんなから嫌われている』とか『なんかついていない』という描写があった。

、、

でも、そんな世間の体裁があっても、みどりちゃんはいつでもみどりちゃんだった。

最終回にあったシーン。

教え子が手渡そうとした本に対して『いらない』と、ハッキリ言うミドリちゃん。いや、、流石にその言い方、、、、って思って、引っかかりを覚えたものの、、、

それこそが、みどりちゃんなんだよね。不器用さなのか、キッパリ断れる性格なのか、、、、

どっちにしろ、そんなみどりちゃんだからこそ、あの四人が慕っているみどりちゃんなんだよなって納得した時、

【不器用代表】でもある、みどりちゃんの存在が愛しくなった。

いちばんすきな花。結局、男女の友情って成立するの?しないの?

男女の友情って成立するの???

永遠の論争の種になる、この問いに対して、最適解をだしてくれたのもみどりちゃんでした(みどりちゃんしか言えない)

作中で放たれた、答えは、、、、

【どっちでもいいんじゃない?】

 

 

コレですよ。

 

 

この答えに、しびれました。

 

一見、投げやりにも受け取れるし、回答の放棄にも聞こえる

【どっちでもいいんじゃない?】

、、、

どっちでもいいんです!

 

人それぞれ!

 

 

どっちでもいいんですよ、奥さん!

 

 

 

おじいさん
おじいさん

、、、、

 

 どこにでもある、シンプルな答えに

 

 

『そうだよね!』と満面の笑みを浮かべ納得する、ゆくえちゃん。

最高のシーンでした。

もう、ここまでくると【悟りの域】または【とんち】みたいな、深すぎる回答だと思ってます。でも、このドラマの中での完全な最適解であり、

 

みどりちゃんから放たれている【どっちでもいい】の意味はもの凄く感慨深いものでした。

おじいさん
おじいさん

、、、、洗脳されとる、、

他にも好きなシーンいっぱいあるのですが、興奮して頭が疲弊してきたのでダイジェストでまとめます。

紅葉くんの同級生で出世した画家の子の描写

『陽キャのグループなのに、優しくしてくれてありがとう』

という、友人の良い思い出に対し

『あん時は見下しててゴメン、今は立場が逆になっちゃったね』

という突き放しをしてしまう、紅葉くん。

ここの描写も繊細ですごく良かった。

夜々のバーカバーカバーカバーカバーカ!

紅葉のムカつくバイト仲間に対し、醜くバーカバーカを連呼する夜々。

コレもあってなのか、

夜々は誰に対しても悪態をとれる様に、成長した。

素晴らしい。

もう一度言います。

 

成長して、知らない人に対しても悪態をとれるようになったんです。

素晴らしい。

いちばん好きな人は一人じゃなくていい

作中に出てくるこの言葉も、もう【禅問答】の領域ですね。

いちばん好きな人は一人じゃなくていい

恋愛関係になりそうで、ならない4人の関係性もまた絶妙で好きでした。

三角関係にすらならず、各々の一方通行っていうのが、また最高でした、、、。

そして、最終回、思わず衝撃を受けたこのセリフ

片思いも楽しかったって。の真意

カレー中、ゆくえの妹が椿に言ったこの、言葉、、。これ夜々じゃなくて

ゆくえの気持ちってことだよね?

思わず『ええええ!!?』って声が出た。そんな描写あった?

妻に聞いたら「え、なんとなくわかるじゃん」って言ってた、、、。女性はこれ察知できるんものなのか?

まとめ

はい。

深夜のテンションでここまで書きました。

 

冒頭でオッサンが見るドラマじゃないって、書きましたが、

それも先入観での決め付けだったりするんですよね。

『うはwwオレ、オッサンなのにトレンディドラマ見て号泣してるwワロたw』みたいな自意識過剰な自分のちっぽけさを感じます。

この文章を書いてる際も

『はて、?

自分はいい歳してだれに対して、何を熱く語っているのだろうか?』と

何度も思いましたが、

 

【そんなわたしも、それでよし】

そう思わせてくれる の様なドラマでした。

 

おじいさん
おじいさん

、、、、(間違えた解釈してそう、、)、、

、、

とにかく

斜に構えた、というか、理屈屋、というか、めんどくさい奴というか

良く言えば『繊細さん』『空気読み過ぎさん』に響くドラマだったと思います。

不器用な生き方しとるけど、まぁこれはこれでいいやな。

なんか、そんな風に思わせてくれた素晴らしいドラマでした。

いやもう、なにより、なんだあの終わり方、、、

すげぇよ。最高だったよ

なんか、最終回見た余韻を勢いで書いたテキトーな文章でしたが

ここまで読んでもらいありがとうございました。

 

 

シワシワなヤツにもちょっと気付けたので

明日も不器用に生きていきましょう。

終わり

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